前提知識
版のLTEの補題として以下が成り立つ(証明はLTEの補題とその応用~一般化へ向けて~ | Mathlogの定理3とかを参考にするといいです)
が偶数かつのとき
特になら
とおいて
を用いて直接求めてもよい
解法
(は互いに異なる素数)とおくと
よってとなるようながあった場合がで割り切れるのでがで割り切れず1つ目の条件に矛盾
したがって整理すると
と表せる
に偶素数と奇素数がともに含まれていた場合は奇数では偶数になるので矛盾
偶素数のみの場合はしかありえずこれは条件を満たす
または条件を満たさない
以下は全て奇素数でとする
1つ目の条件はと書け、中国剰余定理より任意のにおいて、
をの原始根としだとするとだから
かつ*1
したがって
2つ目の条件に着目する
より任意のにおいてなので、となり
また及びより
よってより
ここでだから
2つ目の条件より
したがって
・の場合
より整数とならないので矛盾
・の場合
が成り立つ
ここでを仮定すると
だからよりと併せて
より矛盾
一般性を失わずにとする
だからと併せて
より矛盾
したがって条件を満たすのはのみである